北海道ムツ牧場で道産子に乗る

雪で埋もれる前に、北海道中標津へ!



11月の終わりの29日、まだキラキラと星が輝く真っ暗な朝5時に、渋滞する都内の道路に羽田空港に向かい北海道釧路行きの飛行機に、女二人でぎりぎりで滑り込んだ。

私(ボナシーボ総合代理店 星月代表)とボナシーボ楽天代理店「ぽちぽちペット店長」でありながら、人手が足りなくて倒れる寸前だった私に「アルバイトで手伝いますよ」と助けの手を差し伸べてくれたいつも元気いっぱいのめぐみさんを拾い、「昼の1時半には準備しておきますね」と言われた時間を目指して釧路空港に降り立った。

めぐみさんは、子供の時に1度来ただけでそれほど北海道の印象はないそうで、私は自分の生まれ故郷の北海道をどのように楽しんでもらおうかと空の上で色々と考えていた。


代表と店長が揃って北海道に。まだ世間に全く認知されていない「ボナシーボ」を売る私達に遊びの余裕などまったくない。「ボナシーボ」をどうしたら知ってもらえるだろうと日々話し合っている二人の目的地がムツ牧場。一体何が起きるだろう、いやおこすのか。

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実はちょっとしたご縁があり、私はムツさんの動物王国はまったく初めてではないのだけれど、道産子に乗って牧場の大自然を散歩というのは本当に初めての経験で、調べてみるとじゃらんなどで予約さえすれば良いというのでびっくり。


乗馬は二人ともほぼ初めてだけれど、動物愛の深いめぐみさんは「ひゃー!かわいい!!」と道産子を見た途端にハートが釘付けになった様子だった。

道産子は、足は短めでずんぐりとして力強い感じがするが顔はかわいらしい。北海道以外で見かける馬は身体全体が短い毛で覆われているが、道産子はフワフワした少し長めの毛で、毛の短い犬にも似た感じがあった。乗馬の前に長い毛をブラシで力を強めに入れてゴシゴシしたら美しく毛が流れて、梳かした私が楽しくなった。



ムツ牧場の主の津山さんによると、道産子はもともと本州にいる普通の馬だったのだが、江戸時代に北海道に連れて来られ、厳しい寒さに適応してこのような毛が生えたのだということだ。100年かそこらでこれほど変化するとは、もしや人間も北海道の雪の中を裸で放置されたら体毛が伸びて・・・と、子供が考えそうなことをつい考えてしまった。


前回ここに来たのは10月の終わり頃、次は馬に乗りに来ますと言って、さて今度来るのは半年後か一体いつだろうと思ったら、まさかのなりゆきで翌月となった。

私は時に極端に物事が早く進むことがある。「ボナシーボ」の独占契約をもらったのは2年前の12月、でも初めてトルコに行ったのはその年の9月、一度日本に帰ってからまた11月にトルコへ。12月日本へ帰る間際にファトサ市の猫砂の製造会社からイズミル市のCagatay社へ連絡をしてもらって、数日後には黒海地方からエーゲ海側のイズミルまでバスで行き、その4日後のクリスマスイブにはもう日本に帰っていた。



丸いサークル内での初心者レクチャーの後いよいよ山の中へ。いくら無鉄砲な私といえ少しは恐怖感なども持ち合わせており、足があぶみ(足をかける金具)からちょっと抜けたりすると「この状態で揺れたら落ちるかな」なんてことを考えていた。先頭は津山さん、次がめぐみさん、そして私、一番後ろがムツ牧場の高橋さん。4頭4人は並んでゆっくり歩き出した。めぐみさんの乗ったコタツ(だったかな?)ちゃんは女の子でおとなしくお利口さん、私の乗ったダイキチ君はめちゃくちゃ可愛いのだけど自由気質の男の子で、散策中ずっと後ろで高橋さんが「こら!ダイキチ!」と先頭から逸れて自分の道を歩くやんちゃな道産子に注意をしていた。馬は「こいつは初心者だ」とすぐに分かるので、私のような者は甘く見られて自由に動くのだとか。ところが前を歩くめぐみさんの安定したこと、そうだよなと残念ながら納得。すぐ人にも甘く見られてしまうのは、こいつは人生の初心者だと見抜かれているからなのか。



車道を通過して、牧草畑、白樺林、おそらく動物王国の敷地内を2時間近くザクザクと、小さな谷間や小さな坂道、ムツゴロウさんの自宅の前でしっかり写真を撮らせていただいた。そんなこんなのうちに空はあっという間に夕焼けに変わっていった。開始はお昼過ぎの1時半だったのに時間の経つことの早いこと。



出発地点の牧場に着いて、ダイキチ君達にご褒美のバナナと穀物をあげ、今日の経験に感謝をした。

今度来たらもっと速いスピードで走ってみたいな、と思った。乗馬後ムツゴロウさんの娘さんの明日美さんのお宅で美味しいコーヒーをいただきながら「じつは雪の中の乗馬がいいのですよ、落ちても痛くないから」と言われたが、まさか私の無謀な考えを読まれたかと思った、しかしトゲトゲだらけの木の中に飛び込むのだけは避けなくては。

トゲトゲの木は、オーロラ姫が眠るお城の周りを囲む木のようだったが、道産子はそんな道もまったく平気で歩いてしまう。


さて、話が最後になってしまったが、遊びに行ったのか仕事かというところだが、ボナシーボキャットフードはムツさんのお宅の老猫ちゃんも美味しく召し上がったということで、SHOPムツさん*ひだまり雑貨店でお取扱いいただけることになった。

いくら成分が良くて、安心の材料で、と言っても肝心の犬猫様が食べなければお話にならない。


ペットフードの話よりも、明日美さんと前回・今回訪問とも盛り上がった話は、動物たちの無償の愛によって人の心が癒やされる、老人にとって動物と過ごすことは、心の安らぎとなると言う話、そして

動物たちの幸せな世界を作ることが人間にとっても幸せな世界になる。そんな話だった。


この仕事を始めてから同じ考えを持った同士と出会うことが多くなった。

未知の分野で本当に苦しい中で起業し、人間の様々な面を見ることとなり、それはそれは苦しいことも多いのだけれど、それでもこの仕事をすることに何か絶対必要なことがあると思える。それはこの会社で言うとペットフードの売上を上げる、会社を大きくすることがゴールではない。同じ気持ちを持った人たちが色々な角度から、今までの社会の常識的な価値ではなく、人や動物や植物や地球にある全ての幸せを本気で願い、行動したらどうなるか。できないと諦める前に行動したら。


朝起きて、窓の外にある木々と鳥の声、暖かい部屋で聞こえる猫の声、犬の声、家族の挨拶、外を眺めながらゆっくり飲むコーヒー、それが一番の幸せではないか。


ペットフードからでいい、何でもいいから実行してみようと思う。

「理想だけでは仕事にならない」と言われる事も多いが、個人として理想を追うよりも企業が人と動物と自然への理想を持つことが、これからの地球に必要となってくる気がしてならない。








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